自己管理力が高い人と低い人の違い

自己管理力が高い人

自己管理力が高い人は自分の行動に目的があり、何らかの目標に向かって取り組んでいます。資格の取得を目標にしているなら、終業後に飲み会へ誘われてもその時点で勉強が足りていないと判断した場合、しっかり断ることができます。この判断ができる人は自己管理力が高いといえるでしょう。物事に対して意欲やモチベーションがある人はそれに向かって自分をコントロールできます。
自分に厳しい人も自己管理力が高い傾向にあります。自分の弱点を把握し、改善しようと努力できる人は成長します。例えば、最近お酒を飲み過ぎて体調を崩していると感じた場合、自分を律してお酒を控え、食生活に気を遣います。さらに運動にも取り組むなどの対策もするでしょう。自己管理力が高い人は、何か失敗をした後に「仕方がない」とは思いません。「なぜ失敗したのか」「失敗を繰り返さないためにどうすべきか」を考えます。お酒の話にもつながりますが、健康に気を遣っている人も自己管理力が高いです。基本的に早寝早起きで、生活リズムを崩さないように努力しています。丁寧に日常生活を送ることで健康を維持し、いざという時に力を発揮できるようになります。
お金の使い方が上手い人も自己管理力が高いです。衝動買いをすることはほとんどなく、自分にとって本当に必要かどうか、経済的な負担などを冷静に見極めます。お金の使い方が上手い人は日用品を買う際もある程度の計画を立てます。「○○円までしか使わない」とあらかじめ決めておけば、無駄な出費を避けられます。これは倹約家ではなく、あくまで「お金をしっかり管理できる人」という意味です。

自己管理力が低い人

反対に、自己管理力が低い人の特徴はどうでしょうか。以下に紹介する内容を見て、もし自分に近いと感じるのであれば意識を変える必要があるかもしれません。
まず、自己管理力が低い人は物事が長続きしません。自分で決めたことができず、勉強や仕事に対する集中力が続かない人は注意しましょう。ダイエットや筋トレに関しても同様です。また、浪費癖がある人も危険です。給料が入った後、すぐに使ってはいないでしょうか。衝動買いが多い人や、つい新商品を買ってしまいがちな人は注意しましょう。
特に自己管理力が低い人は時間にルーズです。遅刻癖があり、予定を細かく決められない人は自己管理力が低く、周囲からの評価も下がります。また、時間内に仕事が終わらず残業が多い人も、ある意味時間にルーズな人です。時間の使い方が下手な人はあらゆる物事において後手に回ってしまいます。